雲のある青空を背に、下から見上げた色鮮やかな縞模様の気球
山と谷

黒部峡谷

KUROBE 富山県

深く、そして狭い V 字の切れ込み。中を吹く風は、上を吹く風と別の方角へ走っている。

概要

谷壁
川面から稜線まで最大 1,500 m
特徴
日本で最も深い V 字谷のひとつ
季節
10 月下旬。壁が色づき、まだ光が谷底まで届く頃
注意
谷底に降りられる場所は無い

黒部は、落とすべき高さをたくさん持った川に、硬い岩と余裕の無さが与えられた 結果です。できあがったのは細い溝で、底からは空が帯にしか見えず、頭上には 1.5 km の壁が立っています。

こういう谷を気球で下るのは、ルートを飛ぶこととは違います。谷の行く先へ 行くことです。

中の風が別なのはなぜか

圧された空気は速くなるしかなく、谷の中の空気は、上の風が何をしていようと谷に 沿って走ろうとします。峡谷に降りると、数百 m 下がるあいだに進行方向が 90 度 変わることがあります。行きたかった方向次第で、これは世界でいちばん役に立つ 現象にも、その日の午後の予定の終わりにもなります。

ここでは操作は 1 つしかない

ほかの場所では、高度は方角のメニューです。峡谷の中では、そのメニューには 1 品しかありません。谷が指す方へ行くだけです。選択肢を取り戻す方法は上へ抜ける ことだけで、上がるには、あとで使いたい燃料が要ります。

10 月下旬が、人の来る理由です。壁は上から順に、2 週間ほどかけて色を変えます。 だから何日かのあいだ、中腹に赤の帯があり、その下は緑、その上は裸の岩、という 状態になります。そして秋の低い太陽は、正午前後の 1 時間ほど、谷底まで届く角度に なります。

狭い場所の、短い窓。それがすべての魅力です。

掲載しているのは開発中のゲーム画面です。その地点で撮影したものとは限りません。
地形データ出典: 国土地理院 標高データ

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