夕方の光の中、一面の雲海の上に浮かぶ気球
山と谷

富士山

FUJI 静岡県・山梨県

誰もが名前を知っている山。そして雲海が国じゅうを覆ってしまった時に、まだそこに残っている唯一のもの。

概要

標高
3,776 m — 日本の最高地点
山容
ほぼ完全な円錐。四方を独立峰として立っている
時間帯
日の出からの 1 時間。日中の雲が育つ前
進入
関東平野から東側を、または富士五湖の側から北側を

富士山は、そばを飛んで面白い山ではありません。目指して飛んで面白い山です。 これは別のことで、長い旅がどこかの時点で必ず富士の方へ曲がってしまう理由でも あります。

とにかく独立しています。紛れ込む山脈が無く、近くに同じ高さのものも無いので、 晴れた朝なら 100 km 手前からすでに、地平線の上で霞んでいないものは富士山だけ になります。富士へ向けて航法するというより、見失いそこねる、という感じです。

ここの風

富士の東と北は開けた平野で、たいていは方角の選択肢が広くなります。層がいくつも あって、それぞれ別の方へ行く。ここまでは良い知らせです。悪い知らせは、その真ん中に 3,776 m の円錐が立っているせいで風下側の空気が長い距離にわたって乱されること、 そして山の近くの風は、100 km 手前で予報が描いた風とはめったに一致しないことです。

現実的な答えは、実物の気球乗りの答えと同じです。早起きして、上がる。 日の出直後の数時間が 1 日でいちばん穏やかで澄んでいて、正直で乱されていない風は 高いところにあります。

雲海は困りごとではない

低い雲が盆地を埋めると、ある高さから下は単純に存在しなくなります。そして その上に残る数少ないものの 1 つが富士山です。この山にとって最良の天気であり、 自分の現在地を知るには最悪の天気でもあります。

実際に見えるもの

だいたい 2 通りです。東から低く近づくと、富士は 1 時間以上かけて霞の中から ゆっくり立ち上がってきます。まず輪郭、次に雪線、最後に上部の灰色。実際の 進入と同じ順序でディテールが増えていきます。

雲の上から近づくと、それが一瞬で起こります。層の天面を抜けた瞬間、もうそこに 在る。自分と山裾のあいだに 100 km の白があって、ほかには世界に何も無い。

掲載しているのは開発中のゲーム画面です。その地点で撮影したものとは限りません。
地形データ出典: 国土地理院 標高データ

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